43年12月27日

N0WHereNowhere2006-02-12


加藤登紀子さんは還暦を過ぎている。だからどうした、といった感じだ。▼私は昨年の5月に行われた里山帰農塾の入門コースに参加した。その最終日、コンサートツアーを終えた加藤さんが駆けつけ、私たちの話の輪に加わった。そこで話されたこと、感じたことは随分前の日記に書いたので、後で読んでもらいたい。

http://d.hatena.ne.jp/N0WHereNowhere/20050702
▼さて、帰農塾というのは塾長に高野孟を擁する、実に優れた可能性に満ちた時空である。可能性などというと綺麗な響きがあるが、それは100でもあり、マイナス100でもある。良かれ悪しかれ、いずれにしろ何でもありということだ。▼最終日には修了証を頂く。塾長は当日サンデープロジェクトの生放送出演があり、変わりに加藤さんが一人ひとりに手渡してくれた。▼還暦を過ぎているからと女を舐める物ではない。私は目が合った瞬間にビビッと来てしまった。この人の瞳が、とてつもなく深いのだ。ご本人には大変失礼だが、間違いなく女であった。そして、私が弱いタイプでもある。▼先日気が付いたのだが、43年12月27日は加藤登紀子の誕生日であり、私の誕生日でもある。ただし、そこには「トキ」の壁がある。彼女は1943年。私は昭和43年。彼女がデビューした年に私は影も形もなかった。私が産声を上げたのは、東京大学の入学試験が中止になった、あの頃だ。▼43年12月27日生まれ、やぎ座、O型。中途半端な共通点に、気が合うのか、合わぬのか。それでも私はすっかり吸い寄せられているのだが。この女(ひと)はシャーマンなんだな、きっと。

里山帰農塾年間スケジュール:
http://www.k-sizenohkoku.com/2006event_top.htm

花筐

花筐