2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

毒ラーメン

味は最後の一滴を飲み干してから決めろ。私に欠けていた覚悟だろう。作り手は毒ラーメンなど出しはしない。あれは毒ラーメンだなどとうそぶくのは、最後の一滴まで行っていない証しだ。これまでの私はうそぶきの積み重ねだった。▼夢は逃げていかない。逃げて…

「観ずる」とは如何なるものか

小林秀雄 『命の力には外的偶然をやがて内的必然と観ずる能力が備わっているものだ。この思想は宗教的である。』 宮本輝 『私はこの小林の言葉を、いま信じることが出来る。肉体の力でもなく、精神の力でもない。まさしく命の力であって、それは「感じる」の…

終戦

戦争が終われば平和が来る。平和よ早く来い。どんな戦でも戦争中は皆そう思うのだろう。平和、平和、平和よ来い。やがて戦争が終わり平和がおとずれる。しかし、平和であろうが、なかろうがそこには生活があった。そして、平和になって初めて気付く。平和で…

今日出会った言葉

もしもあなたに嫌いな人がいるならば、相手を変えようとするまえに、自分を変えて幸せになりなさい。(寂聴)▼視点を逆に定める。嫌いな人が目の前に送り込まれるのは、自分の中に変わらなければいけない点があり、変わるべきであると自ら気付き、変わろうと…

T君、再開しましたよ。

西山監督がほっとはうすを題材に映画作ったみたいですね?私は大学4年の秋に、横浜で「しがらきから吹く風」を見に行き、サインをもらったのを覚えています。今週から上映するそうです。そのうち見に行きましょう。

オリオン

昨日は少年野球の揉め事の第一次決算日だった。詳細は記さないが、かなりうまく乗り切ることができた。全く憂鬱な日々であった。今回うまく回ったその要因は何であったか。「原因自分主義」でことに当たったからだ。自分の前に与えられた風景はいかなる理由…

サイン

昔からよくサインを無視する。最近やっと受け入れることができたサインがいくつかある。▼夜、夜中に過食に走るのは、何か不安を抱えているサイン。過食になったら止まってないで不安に向かって動き出せ。不安を感じる隙を過食に引き渡すな。▼涙目、鼻水、く…

バカンス

ゆくえは「天の神さまの言うとおり」昼間の時間が夜の時間よりも長いのも今日が最後。 これからは陽が短くなる一方ですね。 あぁ、早く冬至にならないだろうか。 また陽が伸びていく季節にならないだろうか。 私は、季節の中で秋が一番苦手です。

クラッシック

JR中央線中野駅。北口のサンモール商店街100メートルほど入ったところに絨毯屋がある。そこを左に細い路地を入ると道の左側に、まるで売れない場末のスナックのように、遠慮深げな黄色い看板が出ている。中野の名店・喫茶クラッシクだ。私が日本一好きな喫茶…

恋路島

水俣湾の中に今は無人島になってしまった島がある。恋路島という。有機水銀汚染のど真ん中に位置した島だ。▼この無人島に渡り、キャンプをしたことがある。最低限の食料のみ持ち込み、素材は海に求める。びな貝が絶品だった。魚も小ぶりだがうまかった。土地…

チェインギャングを聴く夕べ

僕の話を聞いてくれ 笑い飛ばしてもいいから ブルースにとりつかれたら チェインギャングは歌いだす 仮面をつけて生きるのは 息苦しくてしょうがない どこでもいつも誰とでも 笑顔でなんかいられない 人をだましたりするのは とってもいけないことです モノ…

舞台監督

NHKのど自慢のPD(ディレクター)を担当したことがある。出演者の選考会から、ゲストのギャラの支払、果てはスタッフの宿・弁当までなんでもやる。のど自慢のコンセプトは、歌を通じた地域ドキュメンタリーの制作だ。だから出演者は歌唱力で選んでいな…

遅れてきたツクツクボウシ

今、ツクツクボウシがソロ活動を行っている。随分と遅い開催だ。でも、逆にこれだけ遅いと耳を傾けざるを得なくなる。▼彼は迷ったのだろうか? 今年打って出るべきか。来年まで土の中で待つべきか。今年出てきて正解だったと、私は思う。みんなと同じ時期に…

普通に生活できない体

確か昨日はK司祭の誕生日だったのではないだろうか。▼Kさんと学生さんと共に水俣を訪ねた。1年目は20日間。2年目は14日間。合計ひと月に渡って私は水俣で暮らした。水俣は日本高度経済成長がズタズタにしてしまった街だ。水俣病として政府が公式認定して…

身元引受

毎年夏と秋の境目の日に思い出す風景がある。寒さが身にしみるお寺の客間。たった一つの火鉢を囲み、何度も白い息を絶やしながらの語らい。▼1993年9月、12人の「中国残留婦人」が強行帰国した。「日本で死にたい」。帰国するには日本に親類縁者がおり、かつ…

職人

昨日「日経スペシャル ガイヤの夜明け」を見た。いわゆる2007年問題というやつだ。本当に団塊の世代がごっぞり定年を迎えたら、社会の雰囲気はどのように変わるのだろう。▼番組のテーマは職人の技の伝承だった。同じ鉄を削っても、若手旋盤工の技と老練なる…

殺るか、殺られるか

1995年にロシア共和国ハバロフスクの日本人墓地を訪ねた。墓石には生前の写真が入れ込んであるものもある。その中でひときわ目を惹いたのは、ポートレートが壊されている墓石であった。明らかに誰かの故意によって、殴るように削り取られている。▼戦前、いわ…

お追従上手

「着いていけないなぁ」ということが、私の中には多すぎる。▼少年野球での話。6年生チームが市大会で優勝した。その後チーム内でMVPを決めたという。記録、記憶両面でどう見てもこの子だろうという見方が一部であったという。しかし、その子は選ばれず、…

嫌いな人に愛想を使うと、自分が本来やるべき仕事にかけるエネルギーを浪費する。私のような凡人が何かに向かって離陸する際には、いままでの人間関係が切れていく。そんな時期があるのではないかという思いがある。いままでの属していた人間関係に引きずら…

違いの分かる男

しばらくインスタントコーヒーを飲んでいない。好きなコーヒーはふたつ。フレンチローストとキリマンジャロ。苦いか酸っぱいか。中途半端な味には味覚も嗅覚も喜ばない。▼少年野球にも人事の季節がある。9月だ。地域にはさまざまな人がいる。さまざまな野球…

無視

無視することはとても大事な行為だ。▼信じる気持ちが揺らぐ出来事に包まれた時、決意が砕けそうになった時、私はどうしているか。無視だ。信じ、決め、確信できるように、それらを妨げるものを心静かに無視する。▼しかし、本当に私が今、信じていることは、…

多くの声が届きました。また多くの言葉に触れる機会を与えられました。感謝しています。▼「おなかの中の子どもも一緒です」 うまく言えないが、あぁ、良かったと強く感じた。立派じゃなくていいから親をやれ。おめでとう。▼「必要なことには神様はお金をくれ…

やりくり

目の前に与えられる出会いで日々を形作る。難しいのはそれを出会いと思えるかどうかだ。もしくは、今、出会いたいものに出会わせてもらえない意義を掴むことが出来るかどうかだ。与えられるも、与えられないも意味の重さは同じである。▼私は、そろそろ与えら…

12月27日

『能力は、人のために使ってこそ活きるんだ』これからの私へのはなむけだと思っています。12月27日は私の誕生日です。今年、37歳になります。大学を出てから15年が経とうとしています。ぐずぐずしているうちに、あっという間に時が過ぎ去りました。▼次の15年…

初安打

昨日の試合で、ある2年生が始めて打席に立ち、初めてヒットを放った。ノック練習を共にした仲だ。きれいなライト前ヒットだった。私はとても嬉しかった。できないことができるようになった自分との出会いが、確実に彼の中で起こった。どんなに偉大なバッタ…

佐藤藤三郎の歳月

昨日の続き。藤三郎さんは「実はこれまで「山びこ学校」を避けて生きてきた」と述懐している。しかし、無着成恭と一度決別した彼が、何故「山びこ学校」のことを書くのだろうか? それは教育基本法改正が論議され戦後教育が批判される今、教育の原点を見直し…

終わらぬ夏

この時期、外で朝から晩まで過ごす経験が、皆さんの中におありか? しかも、その間、動き回るのだ。どうですか? 夏ですよ完璧に。日本の嫌いなところ、湿度が高いところ。汗をかくというのは本当に疲れます。▼本日はアウェーにて練習試合。一回の裏に20点を…

やまびこ

山形県上山市狸森(かみのやまし むじなもり)に佐藤藤三郎さんという「百姓」がいる。十年お会いしていない。元気だろうか? 山びこ学校(山元小学校)は4年後に休校になるという。子どもが少なくなりすぎた。▼藤三郎さんに出会った頃、私は革靴で田んぼに…

ホームラン

明日は小学校が大規模グランド整備のため、旧習志野高校グラウンドで練習します。今日はグランドの使用許可証をもらってきました。▼このグラウンドからは、ミスタータイガース掛布雅之、中日で活躍した矢沢健一と、そうそうたる野球人が育ちました。特に掛布…

受動日

何もする気が起きない。何もする気が起きない自分に罪悪感を抱く。午後3時を過ぎる頃、やっと「これでいいのだ」となる。そんな日は朝から受け身で流せばよかった。▼ということで、本日の受け身な私がピンと来た文章より▼『ファーブルはチャールズ・ダーウ…