2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

野菜スープ

イチロー君、秋野菜でスープを作りませんか。うちにルクルーゼの鍋があります。野菜が崩れず火が通り、素材のおいしい味が出る鍋です。夏の間は遠慮していた畑仕事をそろそろやりましょうか? そしてできた野菜でスープを作りましょう。晩秋にあたたかいスー…

綴り方

文章を綴る。私にとっては鶴の恩返しだ。一本一本羽を抜き、丹念に機を織る。身を削る作業だ。人より時間もかかる。それでも形になるのは楽しい。その時その時の最大限の自己表出がある。一昔前はひとつのひとつの表現が、完成されるまで許せなかった。今は…

さらば

晩夏の空気が目に映る、そんな季節となりました。夕焼けに映える雲は秋を先取りしています。夏よ、さようなら。

芽が出る時

昨日・今日と朝7時から夕方6時まで少年野球の日々。▼今日は行くのをやめようと本気で思った。疲れているのだ。否、正確に言うとバテているのだ。それでも行ってしまう。きのうノックした1年生・2年生・3年生が、今、芽が出掛かっているところなのだ。▼…

命がけ

「神はいつも沈黙ばかりしてる。」「どうして私の祈りに応えてくれないのか?」と問う司祭に、神は応える。「私は常にあなたのそばにいる。」「あなたの行為を通して、常に応え、語っている」と。▼同様に、「命がけの覚悟」は常に私の行為を通して語られてい…

負けるな

アパートから車で10分、千葉マリンスタジアム。ロッテ−オリックス戦。オリックスはピッチャー吉井。球速は130キロ台前半。簡単にヒットを打たれる。往年の彼を知るものとしては少し寂しい。6回までにホームランこそないものの、4点を取られる。▼普段…

討ち死に

『例外者が一般的なものの中から突き出されてくる過程において、例外者が自己自身を正統な権利のあるものとして闘い抜くこの格闘は、一般者が例外者を強くしてやろうとする愛情にほかならない。例外者に、この苦難に耐える固い決意がなければ、一般者は例外…

台風一過

台風が近づいている。夕刊掲載の明日の降水確率は100%だ。100%なんて久しぶりに見た。明日は絶対雨が降る。▼この台風が去れば、今年の夏は終わりだ。新しい季節がはじまる。▼休職して1年8ヶ月。やっと季節の流れと、自分の感覚が同じ速さで流れるように…

落雷

今年の夏は、なつかしい。子どもの頃に感じた夏に一番近い。暑すぎず、寒すぎない夏。夕方には雷。雷雨が昼間の熱を奪ってくれる。心の慈雨だ。▼「子どもがかわいそうだ」。テレビで流れる駒澤大学附属苫小牧高校への感想だ。私はアホか、と強く思う。彼らは…

言葉を食む

『大事をなそうとして力を欲しいと神に求めたのに 慎み深くあるように弱さを授かった より偉大なことができるようにと健康を求めたのに より良きことができるように病弱を授かった 幸せになろうとして富を求めたのに 賢明であるようにと貧困を授かった 世の…

蝉しぐれ

肌が日に焼けてゆくジリジリとした暑さ。それに、蝉の高らかな声。夏の盛りに、夏が終わる切なさを感じる。なぜだろう。少年野球に興じる子どもたちの声が高まるほどに、切なくなる。今日はただそれだけの一日だった。

審判

本日、合計4回。灼熱のグランドで塁審をやりながら、目の前が暗くなりかけた。もう少し試合が続いていたら倒れていただろう。それにしてもしかし、これがいい。何かを倒れそうになるまでやる。限界と言うヤツですか。最近とんとそういう機会に恵まれなくな…

現実の輝き

昨日の続きである。で、じゃあ、一番偉いのは誰か? ▼それは、どのような現実を前にしても、実行している者である。一方、それをかいつまんで、もしくは傍からから眺め、文句を言ったところで、現実を背負わない人間には、苦もない代わりに楽もない。▼自らの…

「新たな出発」の現実

NPO法人 ニュースタート(http://www.new-start-jp.org/)には、現在80名近い若者が入寮し、生活している。入寮する前のレンタル活動に月額10万円。入寮すれば、寮費が月25万円、年間300万円。高額の費用を親が負担している。そのために家を売る…

片付け

簿記の日々。目の前にある取引を仕訳し、転記し、集計する。片っ端から片付ける。その表に記されている数字の意味を考える。お金の流れが見える。あまりにもお金との関係を粗末にしてきた自分に出会う。もっと早くから向き合っていればよかったと思う。それ…

猿まわし

数字が苦手だった。これは意識の問題だ、という仮定の下、今、実験をしている。何をしているか。簿記3級の学習だ。数字が苦手だと思い込まなくなれば、数字が苦手でなくなるか?どうなりますでしょうか。▼それにしても疎い。組織の中ではお金がどういう名前…

汽車

鉄道マニアの友だちがいる。大抵のことを知っている。学生時代は重宝した。旅行の計画、移動の段取り、切符の手配。全て彼に任せていた。その彼の誕生日が今日、8月15日だ。まあ、何と言う日に生まれたことか。朝っぱらから線香が煙り、昼には陛下がこう…

スイッチ・オン

今日は8時から5時まで少年野球。午前中は湿気があって暑かったが、午後は比較的涼しいグラウンドであった。はやかわくん、コメント欄にヨガのアドバイスをありがとうございます。しかし、今日、体のスイッチが入りました。▼脂肪が燃焼するのは体を動かし始…

不動

この2週間、少年野球は夏休みだった。久しぶりにグランドに出る。体が動かない。すぐに息が上がる。根も上がる。何もしない2週間はここまで体を駄目にする。非常にきつい。しかし、動き続けないと、また輪を掛けて動けなくなる。不動が不動を呼ぶ。不動地…

好き

『子どもは、生まれたときから、常に真実から眼をそむけるように教育され、<有利>なものを<好き>と思い込ませるように訓練されている。』▼その成れの果てが、大人ということか。<好き>と<有利>の違いが分からない大人がどれだけいることか。▼さらに…

信仰

「信じる」とは何か。私は、「信じる」とは、未来永劫に渡って「信じ切る」ことではないと考える。信じることが信じ切るという意味ならば、そもそも人間には信じる能力は備わっていない、と私は思っている。▼かつて軽井沢の文学館を尋ねたことがある。日帰り…

ひと言

『自分の限界が見極められたら、めでたいこと。これで新たな道へスタートできるのだから。』人にはそれぞれ、生まれながらにして与えられた役割がある。 しかし、それを誰も教えてはくれない。自分自身で見つけるしかないのだ。 「自分でできること、好きな…

所属

鴨川自然王国の話。私は今年の5月に開かれた「里山帰農塾・入門コース」に参加した。入門コースは年3回ほど開かれており、私が11期生となる。集まるメンバーは性別・年齢・職業等々多彩だ。その同窓会が先週の土日と行われた。▼木陰で20人ばかり車座にな…

解散

何かが動き出すということは、血が騒ぐ。損をするからやめるとか、得をしないからやらないとか、そういうことが通用しなくなるのは腹の底から面白いと思う。でも、大出を振って道の真ん中を歩いている「民営化」っていうヤツには足を掛けたくなる。▼民間へ、…

生還

明日、ディスカバリーは帰還するのか。明日、衆議院は解散するのか。明日の人ごとよりも今日の私の生還。無事、鴨川から帰る。▼昨日の夜から夜明けまで、死ぬかと思った。嗚呼、死の一歩手前はこんな感じではないのかと、床で苦しんだ。いくら飲み過ぎたとは…

いざ

いざ、鴨川! 遅刻です。鼻炎です。扇風機を4台回しているからでしょうか。花粉は平気でもハウスダストにやられます。埃のシャワーの中で生活しているのでしょう。参った!

夏解

海浜霊園の墓地に日々草を植えている。毎日水遣りに行かないと枯れる。埋建地で光を遮る物がない。霊園内の舗道はアスファルト。各々の墓地は墓石から敷石まで、石だらけ。いくら最高気温が36度だといっても、それは百葉箱の中の世界。箱の外は40度だ。▼…

耕運

イチローがいい三振ができたと喜んでいたことがあります。三振して喜ぶ奴を聴いたことがありません。ピッチャーの手を離れたボールが、目の前に迫る。イチローは本気でバットを振る。しかし次の瞬間、このボールは打つのをやめようと考える。凡人がそのまま…

案ずるに徹す

冒険には不安がつきまとう。しかし冒険を回避する者は、自らの自己を喪失する運命にある。・・・・・・・・そしてその最も高き意味において、冒険するとは、正確には、自らの自己を意識することにほかならない。(キルケゴール) ▼不安は人体にたとえると熱…

晴読雨読

鴨川自然王国の帰農塾で「晴耕雨X(エックス)」という言葉に出会う。Xとは変数である。読書でなくとも良い。耕しと嗜みの日々。人の営みの基本がそこにはある。▼先日K司祭より信州の別荘にお誘いを受ける。ありがたいことだ。K先生はまさに耕しと嗜みを…