やっぱり来た....けど、何の役にも立たん
2006年07月17日22時20分
インドネシア中部ジャワ島南西沖で１７日午後３時２０分（日本時間同５時２０分）ごろ、強い地震が発生し、津波が同島南岸を襲った。インドネシアのユドヨノ大統領は同日夕「少なくとも５人が死亡した」と述べた。またメトロテレビは同夜、死者数が９人にのぼると伝えた。行方不明者も多いとみられ、犠牲者の数はさらに増える恐れがある。
津波は、西ジャワ、中部ジャワ両州の南岸に達した。目撃者によると、サーフィンの名所で知られる観光リゾートのパガンダランには高さ２メートルの津波が押し寄せ、海岸沿いのホテルや商店などを破壊。浜辺に複数の遺体が残されていたという。地元警察によると、１００人を超える負傷者が病院で手当てを受けている。
インドネシア気象地球物理庁（ＢＭＧ）によると、地震の規模はマグニチュード（Ｍ）６．８。震源地はバンドン南方約２６０キロのインド洋で、震源の深さは３３キロと推定される。一方、米地質調査所（ＵＳＧＳ）や日本の気象庁は規模をＭ７．２と発表、津波警報を発していた。米地質調査所によると、震源地付近でＭ６前後の余震が３回起きている。
ジャカルタの日本大使館によると、被災地周辺に在留邦人はいないが、観光客などが巻き込まれていないか、確認を急いでいる。
最初の地震で、揺れは約３５０キロ離れた首都ジャカルタでも感じられた。市民の一部がパニックに陥り、建物から飛び出すなどした。
