今どきの「貧困なる精神」

N0WHereNowhere2006-07-24



http://www.nhk.or.jp/special/windowsmedia/player060723_01.html
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060723.html


働けど働けその暮らし楽にならず。一方で、働くほどに収入はあれど、その暮らし方、豊かにあらず。▼ポジションを見失った社会は、残念ながら、ゆくところまでたどり着き、大破しないと、変化できない。▼人間の習性なのか、日本人の特徴なのか。とにかく、鬱陶しい。▼かつて、大学はレジャーランドと呼ばれていた。今は就職予備校だ。はたまた起業塾だ。あの頃の自由は失われている。社会の中にあって、実は長い目で、社会と乖離した視線を持ち続け、ゆえに有能な人材を輩出してきた装置。▼今は促成栽培のもやしを育てる。「高いぜ、買うなよ」って売れていく。売れればいいのだろう。でも、雪国まいたけのもやしは棹さすばかり。しかし、我々はそういう人物を、いつの間にか「優秀」と呼ぶようになった。▼今、私にある希望は何か。もはや、早く、できるだけ早く、大破せよ。それしかない。▼慧眼か、馬鹿のたわごとか、知るのに10年かかるまい。