クビ

N0WHereNowhere2005-11-02



今日、イイタイコトを言ってクビになった人がいる。私はこの人のことがとても好きである。正しいことを、もっともなことを言ったのだろう。そして、今朝、クビの電話が来たそうだ。“契約社員”だったのでクビにするのも簡単だった。▼その人と話をした。これからは共に、したたかに、しなやかに生きていこうと。正しいこともタイミングを間違うと間違いと認識される。そこが世の中の厄介なところだ。しかし、その要領をあわせ持たずして、正しいことを言っても、結局何一つ変わらない世界がそこに残るだけである。▼それだけならまだしも、退場処分を喰らい、その現場には何一つ関与できなくなる。それじゃあ意味がない。正しいことを主張しているように見えて、その実、自らの快・不快の原則だけにひきこもっていては、タラントを土に埋ったままではないか。▼生活がかかっているギリギリの中で、自らのタラントを具現化する。そんなしたたかさと、しなやかさを私も育くんでいく。「仕事を辞めても食うに困らぬ」とは、一見ゆとりに見える。そのゆとりがあれば、好きなことも言えそうだ。しかし、食うだけでは人間行き詰る。また、そんな境遇の人が物を言ったところで、言葉に重さがない。何せ、生活がかかっていないのだから。▼何よりも大切なのはタラントの発揮だ。それは人と競うことではない。自らのタラントの具現化に忠実になることだ。しつこいが、具現化しないタラントは埋めているのと同じ。▼PSさん、これはチャンスです。したたかで、しなやかな人間になるために、これからあなたのタラントを発揮し、具現化するチャンスです。クビになってよかったですね。おめでとうございます。応援しています。