別世界

昨日は「わかった」なんてたやすく言い放っておいて、今日はわかるということと、やるということは、全く別の世界である、と思う自分に出会う。▼たとえば、砂浜をひた走る。足を取られて思うように前に進めない。そんな感覚をここ最近毎日毎日抱いている。そして、ひょっとしたら、こんな感じで一生終わってしまうのではないかと、一抹の、恐怖に包まれる。▼気合、気力の類が足りないのか、やってもここが能力や年齢の限界点なのか。これがたかが人ひとり、凡人に属する者の一生なのだと思う。その一方で、諦めのつかない性質が、さらに自分を追い詰めている。▼ところが輪をかけて私はたちが悪い。それを楽しいと思う。この性悪さが今の循環から抜け出れない(抜け出たくない?)大きな要因だろうか。気の荒い馬を乗りこなすのは骨が折れる。なぜ、私は私を選んだのだろうか。