隠し球2号 リーサルウエポン

N0WHereNowhere2006-02-10


▼人生最終兵器が講師を務める「里山帰農塾」年間スケジュール:
http://www.k-sizenohkoku.com/2006event_top.htm

昨晩、私の敬愛してやまない甲斐良治さん(写真)より、コメントを頂きました。ありがたいやら、嬉しいやら。何が嬉しいって、ここに載せる写真がなかったのです。本人売り込み、9日付け「佐賀新聞」掲載の甲斐さんに関する記事を、みなさん、あとでゆっくり読んでください。
佐賀新聞」:http://www.saga-s.co.jp/pub/hodo/inaka/rensai/06_vol1/009.htm

残念ながら本日のタイトルは「隠し球」ではなく「リーサルウエポン(最終兵器)」です。何が最終なのか。話は簡単だ。帰農・起農・企農の情報や人脈に関しては、今現在、日本で彼の右に出る人物は唯の一人もいません。現場を知り尽くし、人を知り尽くした、最初で、そして最後の人だからだ。この人が全てを知っていると思っていい。それが「最終」の一側面。

そして、別の側面。私が甲斐さんを大好きなのは、この人の持つ叙情性だ。非常に男性的である一方、おばちゃんみたいに女性的なところがある。(だからひとたび嫌われたりすると、徹底的に嫌われるでしょう。みんな注意しようね。)さっきまで山賊小屋で熱弁を振るっていたかと思うと、台所でコソコソと冷や汁をこしらえ皆に振舞う。そしてこの冷や汁が、抜群に上手いのだ。一見理性の人物に見えて、たおやかな感情の大地が彼を下支えしている。この人も、石田さんと同じで、飲めば分かる。甲斐さんの気持ち良さは、王国に来れば必ず飲み倒すところだ。流血をしてない甲斐さんを未だ見たことがない。

ああ、この人みたいな人が日本にいるうちは、まだ日本も大丈夫だなと思う反面、もう50のおじさんですから、おじさんばかりにおんぶにだっこというわけにも行かず、われわれ若いおじさんがしっかりしなければ。

開高健の「風に訊け」という本がありますが、私は皆さんにお薦めします。
農でも、土地でも、人でも、人生でも、(カネと女以外)何でも、「甲斐に訊け」。
あなたが何かを真剣に求める人ならば、このおじさんの中に必ず答えに通ずるものが埋まっている。それをこのおじさんから掘り起こすんだ。掘って掘って掘りまくれ。最後の芋まで掘っちまえ!それくらいこの人の畑は豊かだ。

そして、自分がいいおじさんやおばさんになったら、彼のように、若者にいつ掘られてもいいように、自分の中にいろんな作物が実を結ぶ、そんな豊な畑を作ることだ。きっとできる。
酔っ払うとフツーのおじさん(ちょっと癖あるけど、まあ私も同類なので許します)。
それが、私の希望の入口を指し示してくれるおじさんでもあります。

是非、あなたの最終兵器に加えてください。
フォーラムに来るべし!

甲斐良治(かい りょうじ)
宮崎県高千穂出身。九州大学を卒業後、社団法人・農山漁村文化協会で「月刊現代農業」編集部などを経て96年から増刊「現代農業」編集主幹。「自立と相互扶助」「循環性・多様性・関係性」といった「農とむらの原理」による「生き方からの社会変革」の動きを発掘、発信する。50歳。

増刊「現代農業」http://www.ruralnet.or.jp/zoukan/

「うかたま」ってなに??? : http://ukatama.net/