左翼という罠 田舎という詐欺

N0WHereNowhere2007-04-17


左翼は権力に対峙し、一般庶民・労働者の味方だったか?▼答えは否だ。極論を言おう。彼らは、資本主義の中で上手に生きられない。ゆえに資本主義とは別の道として、左翼という幻想を選んだに過ぎない。▼だから、実は左翼にも階級があり、ブルジョア労組幹部がいるわけだ。▼最近、その残党、転向者が、田舎暮らしを奨励する者の中にも多く散見される。社会党がつぶれてから左翼としての行き場を失い、資本主義から遠い田舎を選んだ。▼安保以降、政治の季節が終わったのではない。資本主義不適応者が逃げたのだ。▼面白いことに、田舎暮らしを楽しく過ごす者の中には、実は資本主義適応者が多い。田舎暮らしとは別の立派な収入がある。彼らは都会で稼ぎ、田舎に居するだけだ。▼やっと多くの日本人は左翼にだまされなくなった。しかし、若者を襲う新手の詐欺的思想家は、まだ、のうのうと生き延びている。気をつけろ。口では田舎と言いながら資本主義を放棄しない者に騙されるな。▼田舎暮らしは資本主義の後ろ盾があるからこそ成立する。これこそ資本主義成功者の証である。ダイレクトの田舎暮らしなど実は日本中のどこにも存在しない。仮に一時的に点在しても、存続などできやしない。▼NHKを辞めて10年が過ぎた。山形の中山間地で見てきた現実が、やっと私の腹の中に落ちるようになってきた。▼私がまずしなければならないことは稼ぐことである。私は今、アカデミック・キャピタリズム(大学資本主義)の中にいる。どうやって稼ごうか?