左右
今日の朝刊にニュースタート(http://www.new-start-jp.org/)の記事が出ている。たったひと月しかいなかったが、私の実感と異なる世界が描かれている。それはもはや現場の事実ではなく現場の希望であり、伝える側の願望だ。かつて伝え手でもあったのでよく分かる。「ことばのバブル」が広がっている。▼この「現実」が何故、今、わたしの前に与えられているか?自分の目で見て、心で感じる事実を拠り所にしろ。と、いうところだろうか。人が言っていることを自らの行動の拠り所にし続けていると、最後には自らの人生にさえ責任が持てなくなる。極端な話、「あの人が死ねと言えば、あなたは死ぬのですか?」となる。▼他者の言動を自らの行動指針になるだけしたくない。自分の人生を左右するのは、自分が掴んだ事実だけにしたい。そんな当たり前のことを、40代近くにもなって再確認している。
- 作者: 二神能基
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2005/05/13
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