オーロラ
保険には、ダイヤモンドの輝きもなければ、
パソコンの便利さもありません。
けれど目に見えぬこの商品には、
人間の血が通っています。
人間の未来への切ない望みがこめられています。
愛情をお金であがなうことはできません。
けれど、お金に愛情を込めることはできます、
生命をふきこむことはできます。
もし愛する人のために、
お金が使われるなら。
▼日本生命のCMです。野球少年と母。ニュースシネマ・パラダイス。谷川俊太郎。(http://www.nissay.co.jp/kojin/present/cm/safe/index.html)
▼保険やお金が、昔は嫌いでした。でも、お金にはお金の現実があり、ただそれだけのことです。お金との付き合い方を決めるのは、世間ではなく、自分です。▼この詩に対する人々の反応は賛否両論。私は何がしかの志を感じます。▼このCMを見ると、なぜだか星野道夫さんを思います。生前にお会いすることはできませんでした。「地球交響曲」さえ見たことがありません。龍村仁さんはPD時代の憧れでした。特に「18歳 男子」が好きです。
(http://gaiasymphony.com/co_guide3.html)
(http://www.nhk.or.jp/archives/12nendo/back011.htm)
▼私が洗礼を受けたのは1999年12月25日。私の頭に手を置いてくれた牧師さんは、星野さんの義理のお兄さん。牧師婦人は実の姉。▼牧師館の玄関、その靴箱の上には星野道夫氏の写真が飾られていました。散々お世話になった夫妻からは星野さんの写真をたくさん頂きました。ありがたいことです。
(http://www.nskk.org/yokohama/ichikawa/)
▼一枚のお札も、一枚の写真も、物質としてはただの紙切れです。そこにどんな命をふきこむか。大切なのは志。否、志などと言葉にするのもはばかられる人の気持ちです。星野さんの写真にはキャプションが必要ありません。彼がふきこんだ命が十分に伝わってくるからです。▼私はこれから何に命をふきこもうかな。
▼星野道夫さんのHP:http://www.michio-hoshino.com/
- 作者: 星野道夫,星野直子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/01/26
- メディア: 単行本
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