共に生きる

N0WHereNowhere2006-01-05

障害は障害として存在し、先天的であり、たとえ後天的であったとしても可塑性に乏しい。そして、障害があるからといって、根本的には優遇されることはない。運がよければプラマイゼロまで下駄を履かせてもらえるが、それはよほど運が良い方だ。私が過去に出会って来た障害者の生き様が、今やっと私の身に役に立とうとしている。▼私は人が身体に鞭打って働いていた時に、手を抜き、文句ばかり言い、全く働かなかった。現実は私の甘えを許す状況では、やっとなくなった。▼工業簿記に「予定価格」というものがある。ものの原価を、ものづくりの工程の最初から最後まで、全部きっちり計算していては時間がかかりすぎる。そこで、「この原価でいってみよう!」「いいんですか?社長!」「いいんだよ、後で帳尻合わせればね」みたいな乗りで、先に仮の原価(予定価格)を決めてしまうというやり方がある。▼私の今までの人生、その1期目(1会計期間)は、かなり無謀な予定価格でやってきた。どんぶりもいいところだ。そして、今、1期目の決算日を向かえ、帳尻を合わす段になった。全く合わない。▼予定価格と実際価格の差異を原価差異というが、私の原価差異は圧倒的に不利差異(借方差異)だ。これは全て売上原価に振り替えねばならず、売上原価が上がれば利幅は減る。利益が残ればまだいいが、現状は完全な赤字だ。▼私の影も含めて、全てのこれまでの経験をよーく勘案し、そろそろ2期目のスタートを切りたい。1期目での物心両面の赤字を、これから努力し、3期目での赤字脱却を目指す。そして、5期目までに新たな道を開拓する。▼所詮私は障害者であった。でも、実はあなたも、ですね。神さま以外はみんなが障害者なのです、と。あなたの収支計画は如何様なものでしょうか?