74歳

N0WHereNowhere2006-03-27


▼お袋は親爺よりも半年ばかり年上でした。もし今日目の前に現れてくれるならば74歳の婆さんです。亡くなって6年が経ちます。▼本日職場の同僚たちが送別会を開いてくれました。私だけでなく数人が異動・退社します。頂いた花束は、お袋の墓に飾らせていただこうと思っています。海の見える墓地です。東京湾なのでけっして美しくはないですが、私の心休まる場所のひとつです。こういうのをマザコンというのでしょうか? それならそれで結構です。

▼今日窓口に山岳部のK君が顔を出してくれました。とても嬉しかった。ありがとう。この若者は宝です。希望です。本当に良い輝きを放つ青年になった。立教に着てよかった。そんな思いを抱いてくださるのではないかという若者だ。何もかも一生懸命だった。その姿に触れ、私たちは彼らからエナジーをもらってきた。その彼が様々なものを抱えながらも、兵庫へ旅立つ。見送り出来ないのが残念だが、今日、当面の間の別れの挨拶を交わした。K君ありがとう!

▼頭の瘤から何を感じますか? 怒りですか? 悲しみですか? これは2003年の12月の検査で私の右後頭部に見つかったものです。たて10㎝、横6㎝、高さ4㎝。皮膚癌の疑いがあるといわれ、大学病院の皮膚科病棟のがん患者専用病室に入院しました。これからすこしずつ、この2年間を遡って生きたいと思います。