「時をかける少女」

N0WHereNowhere2007-02-22


ひがな一日ひとりで居ると、勝手に頭が時を遡上することがある。けっこう力強くねー。まるで産卵期のサケのように。▼今は1983年。眉村卓にハマッていた頃を思い出していた。それからもう四半世紀とは、時とは恐ろしいものよ。▼1968年生まれ。私の場合、1976年以前の記憶が年月日とピタッと一致しにくくなる。それ以降はたいがいピタッと。▼しかし、94年と98年の記憶が希薄だ。職場でひとつ下の後輩が来たときは鮮明に覚えている。誰にとっても新人は脅威であろう。ほとんど何も知らないに等しいのに明日から先輩にならなければならないのだから。(必ず所属する課に毎年後輩が入ってくる組織に限りますが)▼だが、そのひとつ下の代がいつ、どのように姿を現したのか、覚えていない。初めて記憶に上るのは、さくらんぼで泣かせてしまったことか。今で言えばパワハラだな。すまんねぇ。▼四半世紀後、間違いなく世の中は姿かたちを変えている。きっと戦争もあるだろう。軍国主義も今よりずいぶんとトーンを上げるに違いない。▼ただし、軍国主義とかいわない。ネオ・コンとかパトリオットとか横文字コピーに、うちの子供あたりがハマッてそうだね。▼なんだかわけの分からぬお祭りに付き合っているうちに、あっという間に終わるんだな、おれっちの人生は。

時をかける少女 [DVD]

時をかける少女 [DVD]

「お湯をかける少女」の工藤夕貴がけっこう好きでした。あれは何のCMだったのだろう?